
「空」という響きを深め続ける旅
スピリチュアルセッションを始めた当初、ヒーリングスペースの名前を「空(クウ)」にしました。
当時はただ、その音にある静けさと、至福の感覚を感じて__
それが、自分の求めているものであり、伝えたい事のように感じたからです。
そこから十数年、確かに在るその響きをひとつひとつ辿る旅を続けながら、
その空(クウ)という体験を深め続けています。

五蘊とはみな空(クウ)である
般若心経の中で観音は言います。
「五蘊とはみな空(クウ)である。私は一切の苦しみから解放された」と。
そしてこう続きます。
「色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識亦復如是」
色は空に異なることなく、空なるものは色に異ならない。
色はすなわち空であり、空なるものはすなわち色である。
受、想、行、識もまたかくの如し。
これは最初の「五蘊とは皆空である」を、わかりやすく言い換えている部分です。
では、五蘊が何かと言えば、「色・受・想・行・識」の事で、
「体(形あるもの)、感覚、イメージ、感情、思考」
つまり、
「私」を認識させているものは全て実態が無く、空(クウ)である
と観音は悟り、そして
「一切の苦しみから解放された」のです。

「空(クウ)」は「無」とは違います。
全く何も無いのではなく、完全なる「個」というものが無い
独立して存在するものは無い、という事。
例えば地図には、はっきりと国と国との境界線がひいてあり、
私たちは認識するけれど、実際にはそんな線は存在しない。
それと同じように
「私」だと思っていたものは、実際にはそれは「無い」
そして、「無い」というのは「枠が無い」という意味であり、
実際には何ものにもとらわれる事のない、
潜在的に満たされた空間がある___。
空(クウ)という体験から、私はそれが「本来の自分」なのだと感じています。

「色・受・想・行・識」
体(形あるもの)、感覚、イメージ、感情、思考
という
「私」と思い込んでいるもの
「私」と認識しているもの
それは
「満たされていない」
「分離している」
という感覚と密接に繋がっています。
だからこそ
「色・受・想・行・識」を解いていった時に
「一切は皆、空である」
「満たされている」
「一体である」
という感覚が少しずつ還ってくるのです。

目醒めて生きる
それは時代が大きく変わろうとしている今
遠い遠い夢のようなものではなくなっています。
私自身も「空」という響きを日々深めていきながら
その在り方で
一音一音を発し
一声一声を発し
ひとつひとつのデザインに込め
「意識」と「現在の私」
「スピリチュアル」と「日常」を
丁寧に繋ぐ
この空(クウ)という至福の響きを
手渡していきたいと思っています。